【高齢者がもっと自立できる!】|宅配サービスと自動家電が変える新しい暮らし方

【高齢者がもっと自立できる!】|宅配サービスと自動家電が変える新しい暮らし方
  • 年を重ね、生活の中で以前は簡単にできていたことが徐々に負担に感じることが多くなってきた。
  • 病気やけがをして退院後の生活のスタートに不安を感じる。
  • 掃除や買い物、料理など、当たり前だった家事が負担になると、気持ちも少しずつ沈みがちに…。

「家で自立して暮らしたい」という思いがあっても、現実的な問題が立ちはだかる中、どうすれば安全で快適な生活を送ることができるのでしょうか?

私は、これまで数百人の高齢者の方々のリハビリを通して、退院後の生活環境を整えるお手伝いをしてきました。

この経験から、高齢者にとって宅配サービスと自動家電が、生活を大きく変える可能性に気づきました。

宅配サービスや便利家電は忙しい主婦に向けのサービスかと思われがちですが、高齢者の暮らしを楽にしてくます!

この記事では、これらのサービスがどのように高齢者の生活を改善するかをご紹介します。

この記事を読むことで、どのような選択肢があるのかを知り、具体的なサポートを受ける手段を見つけることができます。

テクノロジーの力を借りて、高齢者がより長く自立して安心して暮らすための具体的な提案をお届けします。

1. 買い物の手間を省く:食料品や日用品の宅配サービス

高齢者にとって、毎日の買い物は大変な作業です。

お米屋牛乳などの重い荷物や、トイレットペーパーなどのかさばる持ってのスーパーから自宅までの移動。

ここには転倒の危険もあります。また、地域によってはスーパーまでの距離が遠いいわゆる”買い物難民”になってしまう高齢者もいます。

そこで、これらを運ぶ必要がない、便利な宅配サービスを利用することで、日常生活の負担を大幅に軽減することができます。

また、配食サービスは栄養バランスの取れた食事を定期的に届けてくれるため、毎日の食事の心配も解消されます。

一日の1食を配食にするなどして、家事の負担を減らし、栄養バランスの良い食事をとることもできます。

食料品の宅配方法

ネットスーパーや宅配サービスの利用
大手スーパーや専用アプリを使って、食料品を自宅に届けてもらえるサービスを活用すれば、買い物に行く手間が省けます。

健康志向の商品を扱っている・時短や手軽に調理ができる・個別性の高い商品を扱ってる等、多様なコンセプトの宅配サービスもあります。

生鮮食品や冷凍食品も含めた食料品や、トイレットペーパーや洗剤などの日用品まで何でもそろいます。
地域のスーパーの宅配サービス
最近では地域のスーパーマーケットも宅配サービスを提供しており、地域密着型で安心して利用できるところが増えています。

スーパーで購入まで行い、購入した商品を自宅まで運んでくれるサービスです。

利用には、購入金額や配達エリアが設定されていますので、店舗で確認しましょう。

配食サービス

健康に配慮した食事を届けてくれるサービスは、調理が面倒・難しいと感じる方に便利です。

嚥下障害がある方の食事にも対応しているため、ご家族の負担も軽減することができます。

栄養バランスも整っているため、健康管理にも役立ちます。

OTみどり
OTみどり

認知機能の低下に伴い、火の扱い・調理が難しくなった方へ導入するサービスの一つです

2. アマゾン定期便:家族が設定する安心の生活サポート

日々の生活使用するな日用品や医薬品のストックが切れる心配を解消するために、アマゾンの定期便は非常に便利です。
家族が設定することで、高齢者が自分で管理しなくても定期的に物資が届くので、安心した生活が維持できます。

アマゾンの定期便で、必要なものが切れない安心感

生活に欠かせない日用品や医薬品を忘れることが増えてくると、ストレスに感じることも。

そんなとき、アマゾンの定期便を家族が設定しておけば、トイレットペーパーや洗剤などの必需品が自動的に自宅に届きます。

定期便を利用することで、家族も安心して見守ることができ、必要な物を切らさずに生活を維持できます。

定期便の頻度や、品物、量などは随時変更が可能です。

  • トイレットペーパーや洗剤、市販薬など、消耗品の補充を忘れる心配がない
  • 定期便の設定は家族が行うことで、高齢者の負担が軽減できる。
  • 家族が設定を代行することで、コミュニケーションのきっかけになります。
OTみどり
OTみどり

定期便のほうが、お買い得に購入できることも多いです!

3. 自動家電でラクラク家事:ドラム式洗濯機とお掃除ロボット

老若男女、自宅で生活していると家事は必須の仕事です。

その家事が身体的な負担に感じる方には、最新の自動家電が強い味方になります。

特に高齢者の家事を、らくらくにするおすすめ家電はドラム式洗濯機お掃除ロボットです。

ドラム式洗濯機

かがむ必要がない設計と、自動乾燥機能で、洗濯物を放り込むだけで完了する手軽さがあります。

洗濯から乾燥までを一度にこなすため、物干し場までの移動、干す動作を任せることができます。

天気の心配もなくなり、生活リズムが乱れることがありません。

OTみどり
OTみどり

洗濯かごを持っての移動、干す作業など、転倒のリスクや身体負担になる動作を避けられます。

お掃除ロボット

毎日の掃除を自動で行ってくれるお掃除ロボットなら、床掃除の手間が省け、いつも清潔な空間を保てます。

床をきれいにすることは、ロボットも動きやすく、転倒リスクのない環境とイコールです。

最近のお掃除ロボットは自動で充電し、家の中の間取りを学習して効率的に動くため、手間が全くかかりません。

掃除を自動でしてくれるお掃除ロボットを活用すれば、毎日の床掃除の手間がなくなり時間と体力を節約できます。

4. スマートホームの力:遠隔操作ができる快適な暮らし

スマートホームとは、家のさまざまなデバイスや家電製品をインターネットに接続し、自動化したり、リモートで操作できる仕組みのことです。

スマートフォンやタブレット、専用のコントローラーを使い、家の中や外出先から簡単に操作できることが特徴です。

機器の操作に苦手意識が強い高齢者の方も多いですが、覚えることさえできれば、身体的な負担や、遠方にいる家族への安否確認としても機能してくれます。

音声操作による簡単な家電コントロール

スマートスピーカー(Amazon Alexa、Googleアシスタントなど)を利用し、照明のオン・オフ、エアコンの操作、テレビの起動を音声だけで行うことができる、高齢者にも簡単に使える便利なガジェットです。

音声操作で天気やニュースを聞いたり、アラームを設定ができ、日常生活がぐっと楽になります。

また、スマートホームデバイスと連携することで、電気やエアコンの操作も音声だけで行えるため、移動が困難な場合でも快適な環境を簡単に作り出せます。

OTみどり
OTみどり

リモコンやスイッチの操作が難しい高齢者にとって、音声入力は便利で負担が少ない方法です。

セキュリティシステムの強化

スマートカメラやスマートロックを利用して、玄関の施錠・解錠を自動化したり、外出中の様子を確認できます。

また、訪問者が来た際にはスマートドアベルが音声やビデオで通知をしてくれます。

防犯対策を強化し、一人暮らしの高齢者や外出時の安全を確保できます。また、家族が遠隔で確認することも可能です。

緊急時の通知機能

スマートセンサーやカメラが、家の中での転倒や異常な動きを感知した際に、家族や介護者に通知を送るシステムです。

ドアや窓が不正に開かれた場合にもアラームが作動し、即時に対策を講じることができます。

緊急時にすぐ対応できるため、一人暮らしの高齢者でも安心して生活を続けられます。

5. ヘルスケアもお任せ:健康管理デバイスで安心をサポート

健康管理が大切な高齢者にとって、テクノロジーは安心感を与えてくれます。

最近の健康管理デバイスは、日々の健康状態を記録し、必要なときに医療機関や家族に知らせることもできます。

スマートウォッチ/フィットネストラッカー

心拍数、歩数、消費カロリー、睡眠の質、運動時間などをモニタリングします。

一部の商品は、血中酸素濃度やストレスレベルも測定でき、フィットネスや健康管理に役立ちます。

  • 睡眠の質や、深い睡眠や浅い睡眠の時間、起床回数を記録でき、より良い睡眠習慣をサポートできます。
  • アラーム機能を使用することで、薬の飲み忘れ予防にも役立ちます。
  • 緊急時にアラートを送信する機能があり、転倒時や急な体調不良時に対応できる。
  • 遠方からでも安否確認ができ、万が一の迷子や徘徊がある高齢者の見守りが可能。

時計として装着するだけと手軽なので、抵抗感が少なく導入できます。

OTみどり
OTみどり

夜間の睡眠の質から、睡眠時無呼吸や夜間頻尿などの病気が判明することもあります。

スマート体重計

体重だけでなく、体脂肪率、筋肉量、骨量、水分量、BMIなど、身体の構成に関するデータを計測・記録できます。

データはスマートフォンに自動で送信され、長期間の健康状態の推移を管理できます。

減量や筋力アップ健康維持を目指す人が自分の体の変化をモニタリングし、目標に向けた計画を立てやすくなります。

6. まとめ:テクノロジーを活用した自立した暮らしへ

宅配サービスや自動家電、スマートデバイスは、高齢者の自立をサポートし、家族にも安心を提供する存在です。

これらの技術をうまく活用することで、安心・快適な生活を手に入れ、自宅での生活を長く続けることが可能です。

機械への苦手意識や毛嫌いする方もいますし、根気が多少いるかもしれません。

しかし、一度覚えてしまえば必要以上の疲労を家事に費やすことなく、自由な時間や休息の時間を確保することがでます。転倒などのリスクも回避することもできます。

家族全体でフォーローすることで、コミュニケーションの機会も増え、遠方にいる家族同士のきずなや、医療機関との連携に一役買うこともあります。